Phractis

哲学書を1年かけて毎日読むために、テキスト分割アプリを作ってみた

目次
  1. きっかけ
  2. 学んだこと
  3. 自分なりの理解
  4. 実践へのつなげ方
  5. 次に試すこと

きっかけ

手元に分厚い哲学のテキストがあります。すべて英語で書かれており、文字データにすると文庫本何十冊分にも匹敵する大作です。神の存在、知識、自由意志、正義といったテーマを順に学べる素晴らしい名著で、読み通すことができれば一生モノの教養になりそうです。

これほど読み応えのある本だからこそ、「AIを頼もしい読書パートナーにして、毎日少しずつ楽しく読み進めよう!」と思い立ちました。毎朝AIに日本語でわかりやすく解説してもらうために、まずは長い本を「1日分ずつ」ちょうどよいボリュームに切り分けるツールを作ってみることにしました。

学んだこと

用意した仕組みは大きく分けて次の3つです。

毎日気持ちよく読み進められるよう、文章の切り分け方にはこだわりました。「章や節の見出し」「段落の終わり」「文末」を優先し、話のキリが良いところで自然に区切れるルールを作っています。さらに、忙しい朝でもサッと読めて、しっかり読み応えも感じられる「ちょうどいい分量」に収まるよう工夫しました。

少し長めの段落もきれいに文末で小分けにできるよう調整を重ねたことで、どのパートも無理のない理想的なボリュームに整えることができました。

最終的には、366日分のファイルが完成しました! これで、ちょうど1年かけてじっくりと名著を味わい尽くす準備が整いました。

自分なりの理解

作っていく中で一番手応えを感じたのは、「元の文章を残しながら、『どこで区切るか』という目印の位置をスマートに管理したこと」です。

文章をバラバラに切り離してしまうのではなく、目印の位置だけを柔軟に動かせる形にしたことで、分割の微調整がスムーズになりました。

また、開発を進める中で「毎日気持ちよく動かすための工夫」にも気づけました。日付を変更したときにも古いファイルと混ざらないよう、きれいに自動整理してくれる仕組みを取り入れたことで、よりスムーズに毎朝のタスクが走るようにしました。

実践へのつなげ方

「毎日少しずつ読む」という習慣を楽しむ秘訣は、1回あたりの「心地よい分量の設計」にあると実感しています。多すぎて負担になることもなく、少なすぎて物足りなくもならない絶妙な長さに決めておくことで、毎日の達成感を気持ちよく積み重ねていけます。

さらに、AIに解説をお願いするときも、あらかじめ必要な情報をセットしておくことで、親切で質の高い解説が返ってきます。今回は「通し番号」や「章の見出し」に加えて、「前日の解説の要約」も一緒に読ませることで、毎朝ストーリーが美しくつながるようにしました。本文に忠実でありつつ、わかりやすい例えや補足を交えて教えてくれます。

この仕組みは、仕事の専門書や新しい知識をインプットしたいときにも幅広く活用できます。「長くて手強そうな本も、小さく小分けにしてAIと一緒に楽しむ」という方法は、これからの学びを広げる武器になりそうです。

次に試すこと

まずは1週間、原文と並べて楽しみながら読み進めてみて、朝のちょっとした時間に読んで、充実した読書体験としていきたいです。