Phractis

NVIDIA Nemotron 120Bをllama.cppで動かして、Gemma 26Bとの翻訳比較を行った

目次
  1. きっかけ
  2. 学んだこと
  3. 自分なりの理解
  4. 実践へのつなげ方
  5. 次に試すこと

きっかけ

公開されたばかりの大規模モデル 「NVIDIA Nemotron 3.5 Super VL 120B(NVFP4、約77GB)」 を早速ローカル環境へ導入しました。最初はLM studioでチャットしようとしましたがロードに時間がかかりチャットまで到達できないトラブルもありましたが、原因を切り分けて最新の llama.cpp で起動させて、動作させることができました。この巨大モデルを快適に起動するためのメモリ設定のノウハウと、現行おすすめの「gemma-4-26b-a4b」と行った翻訳比較ベンチマーク(48問・盲検評価)の知見を共有します。

学んだこと

1. 環境構築

2. 翻訳ベンチマーク:両モデルの個性と強み

自作の翻訳評価ツールとデータセット(pdf-v7・全48問)を使い、ブラインドテスト(盲検評価)を実施しました。結果を可視化する HTML 出力機能(blind_eval.py html)も導入し、比較検証を行いました。

ベンチマーク結果

自分なりの理解

① 新しい巨大モデルを動かすときの鉄則

動作が重い・動かないときは、以下の2点をまず確認します。

  1. 実行環境の日付: モデル公開時の最新 PR が手元のランタイムに入っているか。
  2. メモリ構成と読み込み方式: OS側に見える RAM 容量を考慮し、必要に応じて --load-mode none で mmap を回避する。

② モデルの「適材適所」が見えた

実践へのつなげ方

次に試すこと

図表・スライド入りPDFの直接翻訳: Nemotron は「Super VL(Vision-Language)」なので、テキスト抽出が難しい論文の図表・スライド画像をそのまま入力し、レイアウトやグラフの文脈を汲み取った翻訳ができるか試してみます。