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AIに頼る前に知っておくべきこと:OCRデータから用語集を作って学んだ「入力品質」の重要性

目次
  1. きっかけ
  2. 学んだこと
  3. 実践へのつなげ方
  4. 次に試すこと

きっかけ

LLMによる翻訳の精度を上げるため、OCRで読み取ったテキストデータをベースにした「専門用語集」の作成に取り組んでいます。

スキャン文書からテキストを抽出し、それをLLMに渡して構造化された用語集を自動生成しようと試みていました。

学んだこと

今回の作業を通して痛感したのは、古典的な原則である「Garbage In, Garbage Out(ゴミを入れたら、ゴミが出てくる)」です。

OCRデータは、元のスキャン画像の品質(傾き、かすれ、解像度など)によって精度が大きく左右されます。OCRテキストをそのままLLMに渡し、クレンジングまで任せようとすると、AIの試行錯誤やリトライで、時間とトークンを過剰に消費しました。

どれだけ賢いLLMを使っても、入力データの品質が低ければ期待通りの成果物は得られません。AIに丸投げして力技で解決しようとするよりも、「最初からなるべく綺麗なデータを集める」「状態が良い部分だけを抽出して使う」、あるいは「初期段階で人手をかけて元データを整える」といったアプローチのほうが、結果的にコストも低く高品質につながると学びました。

実践へのつなげ方

この学びは、用語集作成だけでなくAIを活用した開発全般(コーディングエージェントなど)にも通じます。

コーディングエージェントに指示を出せば、コード自体は簡単に書いてくれます。しかし、元データ・仕様・既存コードが散らかっていたりすると、生成されるコードもそうなります。

AIツールを使いこなす上で本当に注力すべきなのは、AIを動かすことそのものではなく、**「AIに渡す前段階(インプット)の品質をどこまで高められるか」**という準備段階なのだと捉えています。

次に試すこと